そして、バトンは渡された

 

 本屋大賞を取った本らしい

書店に行くたびに表紙に目が行き購入しました。

可愛い表紙ですよね。

 

主人公の親が四度も変わるお話です。

物語に大きな起伏なく、淡々と進んで行くのですが

その淡々さが日常感を出していて良いなと。

彼女はそれぞれの両親に愛されて育って居るので

両親が変わったことに対して特に不幸とは感じてない様子みたいなんだけど

やはり他人と住んでいる彼女独特の家族に対する価値観が見られる。

ハッとさせられ、そうだよね~と思う言葉がちょいちょいある。

同時に家族のカタチはそれぞれであるということを、こんな形でも良いよね

と訴えかけてるように感じる。大事なのはお互いを尊重し愛することなのだ

と読みながら感じましたね。

 

瀬尾まいこさんの別の本も読んでいる途中だけれども細かい心の移り変わり

些細な変化を物語にするのが上手だなと思いましたね。